オスグッドが繰り返し再発する場合は他の関節にも注目

オスグッドを繰り返し再発するというお子さんは案外多いもので、以前投稿した「オスグッド病の症状と付き合い方」でも書きましたが、

親としては「無理をしないでほしい」心境と、子供は「今は無理!」という情熱が治りを遅くしている可能性もあることを知っておいてほしいと思います。

 
オスグッドのレントゲン写真
 
オスグッドの根本的な原因は柔軟性を欠いた太ももの筋肉です。レントゲンを撮ると骨が引っ張られて炎症を起こしているのが分かります。

オスグッドを繰り返し再発させないためには、引っ張られて出っ張った骨を治すのではなく、太ももを中心に膝への衝撃を減らすための柔軟性のある筋肉を取り戻すことです。

膝の動きを補助する筋肉にも注目

オスグッドは足首、股関節も大切
 
特に再発を繰り返す場合は太ももの筋肉だけに集中せず、股関節周囲の筋肉、足首周囲の筋肉、それぞれの可動域にも注目しておくべきです。

スポーツの場面ではダッシュやジャンプなど激しい運動を繰り返します。

疲労した筋肉が回復しないまま続けてしまうことで緊張状態を積み重ねオスグッドを引き起こしますが、他の子はなぜならないのか?

それは筋肉が疲労を起こしやすい関節の動きや、太もも以外の筋肉の状況も関連します。

私たちの治療院では、股関節や足関節の動きをチェックし、筋肉の緊張をとるように施術をします。痛みを起こしているのは膝だからといって、膝や大腿部の筋肉だけを治療をしていても根本的な治療にはなりません。

何度もオスグッドを繰り返すなら、足首や股関節にも注目してみてはいかがでしょうか。

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