- コツンと当たるとジーンと痛い
- オスグッド
オスグッドは成長痛としてお悩みの多い痛みの一つです。実はオスグッドは成長痛ではありません。何ヶ月も痛みが引かず、悩んでいるお子さんは適切な治療ができていないからなのです。
当院ではオスグッドに関して、正しい治療の手順を行うことで早期に治癒することで、お子さんの笑顔を取り戻すことを目標としています。
オスグッドが治癒した状態とは、走ったり、跳んだりしても痛みが出ず、膝下の骨を押しても痛みがでない状態と定義します。
ご家庭や病院などで様々な処置をしてもオスグッドのが改善しなかった理由は、原因を改善できていない事が考えられます。
オスグッドの原因は、太ももの前や裏の筋肉が硬くなったことにより、膝に付着している筋肉が骨を引っ張り過度な負担をかけてしまうからです。
その過度は負担が継続して起こることで、骨がじわじわ隆起してしまうのです。骨が出ているのは成長しているからではありません。
オスグッドを改善するには、
- ・太ももの筋肉の緊張緩和と柔軟性の獲得
- ・痛みの引き金となったスポーツの一時休止
この二つをセットとして、周囲と本人がオスグッドに対して理解を深めていくことも重要です。オスグッドは痛みが引いたあとも継続してケアが必要なものです。
お子さんの筋肉は日々発達しています。その発達に合わせて股関節や足関節の柔軟性を作っておかなければ再発する可能性が高いからです。
どんなに良いケアを行っていても、一進一退しながら練習をしていては完全ではありません。いつ再発するかわからない状態ではスポーツにおいて重要な「心と体」にアンバランスが生じます。それでは技術がついてきません。
練習を休めない理由はたくさんあると思います。しかし、休むことによって得られるメリットのほうが大きいことを理解してください。オスグッドは必ず治ります。1日でも早く、1日でも長く大好きなスポーツを痛みなく楽しめるように治療を行いましょう。