- しつこく厄介な古傷
- テニス肘
テニス肘は、肘の外側に痛みがあり、バックハンドストロークを繰り返すことで痛みを引き起こします。
手首から肘の外側の筋肉を使いすぎて、肘の骨が筋肉に引っ張られてしまうことで痛みが起きるので筋肉の緊張を取り除くことが大切で、肘に痛みが出ているところから下の筋肉や腱を緩めていく施術を行います。
フォアハンドストロークでは手首を曲げる動きが繰り返されるので肘の内側にも負担がかかります。
肘の骨には手の指や手首をまわす筋肉が細かく密集しており、手首の関節から肘に向かってついている筋肉の一つ一つの丁寧にほぐしていくように施術します。
痛みが強いところは筋膜や健膜が炎症を起こし、筋肉がカチカチに緊張しています。炎症している部分に直接的な負荷がかからないように筋肉をもみほぐし、痛みを和らげる刺激をおこないます。
マッサージでの刺激によって硬くなってしまった筋肉が、だんだん柔らかくなり、圧迫された血管や神経が緩和されていきます。
半年から一年以上にわたり、痛みを繰り返しながらプレイを続けていた選手でも、施術を繰り返し行っていくことで、痛みのない感覚を取り戻すことも出来ました。
テニスというスポーツは、腕だけでストロークをするものではなく、横の動きや骨盤や腹筋など全身を使って行うものです。足関節・膝・腰・肩背部・上腕など全体の筋肉や関節の動きや関連を見て、全身の筋肉の状態を改善していくこともを大切です。
他の筋肉の不調やパフォーマンスが不完全な状態は他の部分の痛みを引き起こすこともしばしば。更に、筋肉の緊張や痛みはパフォーマンス自体に歪みを引き起こします。
テニスは、横や縦の動きが速いので足関節・膝・腰を痛めやすくもあり、足関節の動きに柔軟性を獲得することができれば膝や腰の負担も少なくなり、怪我の予防に繋がります。
スポーツには瞬発力や柔軟性、スピード、バランス能力などが必要です。ですので、全身の筋肉や骨格のバランスをしっかり整える事が大切です。