画像引用:ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)の診断・治療
親指を使うと手首に痛みがでる。そんな人に要注意なのが「ド・ケルバン病」です。
妊婦の女性に多い「ド・ケルバン病」ですが、近年では「スマホの使いすぎ」によるものが多くなってきているようです。
大袈裟な包帯だが(既に外した)まさかの 腱鞘炎(ドケルバン病)スマホ片手打ちのせいか。皆さんもご注意あれ。 pic.twitter.com/3x6LkMfepH
— toshi (@toshiushi) 2015, 3月 16
ド・ケルバン病かも!?こんな痛みが要注意
・親指を曲げると痛い
・手首を曲げると親指の付け根が痛む
・荷物を持とうとすると親指や付け根が痛い
・スマホや電話の操作で指や手首が痛い
・髪の毛を洗おうとすると親指が痛む
このような親指の付け根の痛みは、ドケルバン病と呼ばれています。
もしかして「ド・ケルバン病!?」と思い当たるひとが自分でできる自己検査方法をまとめました。
これで痛みが出たら専門家に相談してみましょう。
画像引用:フィンケルシュタインテスト変法
①痛みのある手の親指を手で握りしめます。
②小指側にゆっくり曲げる。
これで痛みがでたらド・ケルバン病の疑いがつよくなります。
画像引用:赤ちゃん抱っこの手
①手首を下に向けて親指を前後に動かします。
赤丸部分に痛みがでる場合、ド・ケルバン病と判断できます。
いかがでしたでしょうか。検査で痛みがでた、もしくは痛みが強くなった方はド・ケルバン病の疑いがつよい状態といえます。
腱鞘炎であるド・ケルバン病は治りが悪く、悪化すると手術も必要になるので、早期に改善しておきたいものです。
軽度の状態では安静を基本にアイシングや物理療法を行う保存療法で治療していきます。
負担を減らすためにサポーターやテーピングを使うと治癒につながります。
慢性化してしまっている場合は抗炎症剤の注射を整形外科で行い、それでもよくならない場合に硬化した腱に切れ目を入れる手術が行われます。
できれば手術はしたくないですね。放置せず、早くから治してしまいましょう。