前回の記事で、体に不調がある人の共通点として「隠れ冷え性」が多いという話題に触れました。
江戸時代では風邪や下痢になると葛根湯を飲んで治していました。葛根湯には体を温める効果があります。
昔は今のようにお薬があるわけではなく、体を温めることで治るということがスタンダードでしたから、葛根湯は万病に効果があると信じられてきました。
今でも葛根湯が残っているのは、効果が期待できるからでしょう。今回は、体を芯から温めてくれる飲み物をまとめたいと思います。
免疫力を高めてくれますので、風邪や咳止め効果など病気になりそうという早いタイミングで飲むとよいとされています。
消化不良を助けるという効果も期待されるので、食事前に飲むと消化不良予防になり、寝る前に飲むと手先や足先がぽかぽかと温まり、寝つきも良くなります。
期待される効果
・風邪の治りを早める、予防になる
・冷え性を改善してくれる
・胃腸の消化を助けてくれる
・ダイエットにも効果的
生姜紅茶は、「しょうが」と「紅茶」がそれぞれに持っている力が期待できます。しょうが湯と同様の効果はもちろん、紅茶はお茶の中でも体を温める作用が高いものです。
期待される効果
・生姜湯と同じ効果全般
・紅茶の美味しさを楽しめる
・エレガントな気分になれる
・生姜湯に飽きたとき、味を変えることができる
梅しょう番茶は「梅干し、醤油、生姜、番茶」で作るお茶です。昔から飲まれているお茶で、冷え性や消化促進、最近では美肌効果があるとして、女性に広まっているようです。
期待される効果
・体調が崩れやすい体質の改善
・疲れが溜まっているときの回復
・冷え性への効果
・お肌つるつる美肌とダイエット効果
レンコンに含まれるタンニンが、せきや下痢に対して効果を発揮してくれます。せきが出て、喉が痛いなと思ったらピッタリの飲み物です。
期待される効果
・喉の痛みや咳、喘息によい
・心臓のはたらきを強くして、血流をよくする
・腎臓機能の強化
・最近では花粉症にもよいと言われています
のど飴よりも燃焼ホット大根蜂蜜湯 by ぽこぉすけ
はちみつ大根は江戸時代からの風邪に効果があるとされ、多くの人に愛されていました。現在でも、子供や妊婦さんなど薬を避けたいときに飲まれています。
季節の変わり目や乾燥から風邪になりやすい時期、喉が痛い、咳が止まらない時には特に効果があると評判です。
期待される効果
・喉は痛いとき
・風邪の引き始めや予防に
体の冷えが様々な不調の発生と関連していることは、感覚的に皆が知っていることです。そう考えると私たちが普段気にすべきなのは「体温」であるということになります。
冷えは万病のもと。体を温めて冷えを改善するだけで、かなりの不調を改善、予防できるなら意識して温めるよう自愛したいものですね。