オスグッドは足をよく使うスポーツをしてる子供に多くみられ、基本的な原因は運動によるオーバーユーズによるものです。
症状には個人差があって、歩くだけでも痛い子もいれば、ジャンプや走るなどの動作によって痛む子もいます。
回復にもこれまた個人差があって
・スポーツを中止して、2週間ほど経過しても変化がない。
・回復しても、運動を再開すると痛みがでる。
・回復と再発を1年ほど繰り返す。
オスグッドの回復には条件を整えていく必要がありますが、その一つに太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)の柔軟性が大切です。
整形外科や整骨院、鍼灸院へ通院している方はストレッチの指導を受けたことがあると思います。
このストレッチもやり方を間違えていれば、回復を妨げる要因になってしまうので、正しいストレッチをおさらいしてみましょう。
おはよー ストレッチしてたらオスグッドの膝が猛烈に痛み出したでござる の巻
— でんねこは名前を変えるかもしれない (@denneko) 2010, 7月 21
多くの子がこの形でストレッチをしていると思います。これが治りを遅くしている場合があります。
オスグッドは太ももの前の筋肉が固くなって、膝のお皿の下の骨を引っ張り炎症をおこした状態です。
ですので、太ももの筋肉に柔軟性を持たせるためにストレッチをするのですが、一生懸命ストレッチをしてしまい、悪化させる場合があります。
それが、痛みを我慢しながら行うストレッチです。
少しくらい痛いほうが効いてる気がする。早く治したいから、1日に何回もストレッチを頑張る。切なくなりますが、間違いです。
「痛い」というのは、体が出すSOSのサインです。
痛みがなく、心地よいストレッチがオスグッドには必要なのです。
オスグッドで、正しいストレッチをするために守らなければいけないことは1つです。
痛みのでない範囲でストレッチをすること。ストレッチをしていて気持ちいいと感じることです。
たったこれだけのことですが、気持ちいいストレッチがオスグッドには超重要なんです。
それでは、改めてどんなストレッチのやり方がいいのか動画で見てみましょう。youtubeにアップされているものをピックアップしてみます。
どちらの動画も注意点として「痛みがでないようにすること」をポイントにあげています。
両方の動画に共通していることですが、ストレッチはフォームも大切です。お父さんやお母さんがときどきチェックしてあげることも必要かもしれませんね。
オスグッドにストレッチは大切ですが、ストレッチだけでは簡単に治らない子がたくさんいるのも実情です。
回復を阻害している要因は他にもあるかもしれません。オスグッドは必ず治る痛みです。
一日でも早く回復し、おもいっきりプレーできるよう心より願っています。